美樹 「ああ、もうっ・・・大人しくしなさいっ」

もがきながら抵抗する佳苗を美樹が制する。

佳苗 「するわけないでしょっ・・・!? 何なのよ、あんたっ

 ・・・! 離してっ、離してよっ!?」

美樹 「大人しくしてた方がすぐ済むから言ってるのよっ」
佳苗 「何よそれっ!? 済むって何がっ!?」
精治 「美樹、バカは放っておけ」
佳苗 「なっ───」

あまりの言われように絶句する。

佳苗 「───こ、このっ・・・あんた達っ、私にこんな事して

 タダで済むと思ってんのっ!?」

佳苗 「全部記事にして、告発するわよっ!?」
精治 「ハッハハハッ、それは困るな」
佳苗 「だったらこんなこと、もうやめてっ! 今なら私も冗談

 って事で済ましてあげるから・・・!」

精治 「───ふむ」

冷酷な目で佳苗を見下ろした───。

精治 「そうだな───じゃあ記事にする気も無くなるくらいに

 徹底的にやらせてもらおうか」